日本カルト協会

日本脱カルト協会とは

設立は1995年11月、心理学者、聖職者、臨床心理士、弁護士、精神科医、宗教社会学者、カウンセラーそして「議論ある団体」の元メンバーやご家族等のメンバーから構成されているネットワークです。

本会は相談機関ではありません。破壊的カルトの諸問題、カルトに関わる個人および家族へのカウンセリング経験についての交流およびカルト予防策や社会復帰策等の研究をおこない、その成果を発展・普及させることを目的としています。

設立の経緯

1995年3月の強制捜査にはじまった一連のオウム報道では、教祖・麻原の異常性と共に、信者達の想像を絶する奇妙な行動が問題になり、マインド・コントロールという概念で様々に説明されたものです。入信にはじまって教団のメンバーとなり、教祖の命じるままに違法行為を行った彼らの多くが、世間的にはいわゆるエリートであったことも人を驚かせました。

オウム真理教や統一協会のように、入信勧誘の際に、ターゲットの精神の不安定化を図って取り込み、やがて社会常識を捨てさせ、全てを教団の論理で行動させるような団体を破壊的カルトと呼びます。欧米圏では、このようなカルトの被害に注目し、その予防から、カルトメンバーの救出、アフターケアなどを手がけている反カルト団体がいくつかあって、心理学者や精神科医、教育者、法律家、聖職者、さらにカルトの元メンバー達が、ネットワークを形成しました。

オウム真理教の場合、自分の子供達が入信して教団活動をしていることに悩んだ親たちが以前から「親の会」を組織し、何人かの専門家がアドバイザーとなっていましたが、1995年6月、オウムの事件を契機に、カウンセラー達が独自に集い、情報交換をすることから始め、同年11月に本会は設立されました。

当初は、日本脱カルト研究会(Japan De-Cult Council)という名称でしたが、2004年4月25日、日本脱カルト協会(The Japan Society for Cult Prevention and Recovery)に変更し、それまで賛助会員であった元メンバーやご家族も会員としました。

このホームページにある情報や本会が作成の出版物、ビラ、ビデオなどによって、悲劇が少しでも減ること祈ります。また、関連する情報があったときなど、お伝えくださると幸いです。

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